アフターピルのオンライン診療は何を聞かれる?不安を減らす5つの回答準備ポイント

アフターピルのオンライン診療で何を聞かれるかを、最終生理日・性行為の日時・服用中の薬・持病やアレルギー・本人確認書類の5つの準備ポイントで解説したアイキャッチ画像。 診察・利用方法

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オンライン診療の申し込みを進める中で、「診察が始まったら何を聞かれるんだろう」「避妊失敗の理由を聞かれて医師から責められたらどうしよう」と、受診直前に手が止まってしまっていませんか。

先に結論をお伝えします。聞かれるのは主に5項目で、いずれも薬を安全に使えるかを確認するための医療情報です。避妊しなかった理由や相手のことを追及される場ではありません。

この記事で分かる重要ポイント

確認されるのは「性行為からの経過時間」「最終生理日」「持病・体調」「服用中の薬」「アレルギー」の5項目です。本人確認などが加わることもあります。

事前のWeb問診を埋めておけば、通話は確認だけで数分で済みます。顔を映さずに受診できるサービスもあります。


オンライン診療で主に確認される5項目

日本産科婦人科学会の指針では、緊急避妊薬の処方前に確認する項目として、最終月経の時期と持続日数、通常の月経周期から予測される排卵日、避妊しなかった性交の日時と使用した避妊法などが挙げられています。実際の診察でも、これに沿った内容が確認されます。

① 性行為があった日時(何時間経過したか)

「何月何日の何時ごろ」に避妊失敗(または避妊を行わない性行為)があったかを聞かれます。

  • 聞かれる理由:国内承認のレボノルゲストレルによる緊急避妊は、性交後72時間以内の服用が必要です。経過時間は、処方の可否や今後の対応を判断する重要な情報になります。
  • 答え方のコツ:「昨日の夜23時ごろです」など、分かる範囲でできるだけ正確に伝えます。

② 直近(最後)の生理が始まった日

「前回の生理が始まったのは何月何日か」「普段の生理周期は順調か」などを聞かれることがあります。

  • 聞かれる理由:月経周期から排卵日を推定し、すでに妊娠している可能性や緊急避妊薬を使用できる状況かを判断するためです。
  • 答え方のコツ:生理管理アプリやカレンダーを確認し、「7月15日から5日間ありました」のように開始日を伝えます。

③ 持病(既往症)や体調の異常

これまでに大きな病気をしたことがあるか、現在治療中の病気や体調の異常がないかを聞かれます。

  • 聞かれる理由:添付文書では、重篤な肝障害のある方は服用禁忌とされているほか、心疾患・腎疾患の既往がある方などには注意が必要とされています。
  • 答え方のコツ:特に通院中の病気がなければ「ありません」と伝え、治療中の病気がある場合は病名や治療内容を伝えます。

④ 現在飲んでいる薬・サプリメント

現在、日常的に服用している処方薬、市販薬、サプリメントがないかを聞かれます。

  • 聞かれる理由:服用中の薬によっては、緊急避妊薬の効果が弱まる場合があるためです。添付文書では、抗てんかん薬(フェノバルビタール、フェニトイン、カルバマゼピンなど)、抗結核薬のリファンピシン、一部のHIV治療薬、セント・ジョーンズ・ワート含有食品が併用注意とされています。
  • 答え方のコツ:低用量ピルや他の薬を飲んでいる場合は、薬の名前を正確に伝えてください。

⑤ 薬や食べ物のアレルギー歴

過去に医薬品や食べ物で強いアレルギー症状が出たことがあるかを聞かれる場合があります。

  • 聞かれる理由:本剤の成分に対して過敏症の既往歴がある場合は服用禁忌とされているためです。
  • 答え方のコツ:特になければ「ありません」と答え、過去に症状が出た薬などが分かれば名称も伝えます。
💡 知っておきたいポイント

問診でこれらの項目を確認するのは、行為の理由を批評するためではありません。薬を使用するうえで必要な安全情報を確認することが目的です。分からない項目がある場合も、分かる範囲を正直に伝えましょう。


診察は安全確認が目的です。責められる場ではありません

「なんで避妊しなかったの?」「もっと自覚を持ちなさい」などと責められるのではないかと不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

オンライン診療の目的は、緊急避妊を安全かつ適切に行うために必要な情報を確認することです。医師によってコミュニケーションの仕方は異なりますが、診療に必要のない個人的な背景を追及すること自体が目的ではありません。

パートナーとの関係は、通常は聞かれません

相手の名前や連絡先、避妊しなかった理由などは、処方の判断そのものを目的として尋ねる情報ではありません。ただし、性暴力・虐待などが疑われる場合や、安全確保・支援につなげる必要がある場合には、必要な範囲で状況を確認されることがあります。

意に反する性交だった場合は、記事後半の相談窓口もあわせて確認してください。相談すること自体が、制度に組み込まれた手続きです。

診察時間に決まりはありません

Web問診表を事前に入力している場合は、その内容を確認しながら診察が進みます。実際の診察時間は医療機関や状況によって異なるため、「必ず3分で終わる」といった決まった時間はありません。事前問診を埋めておけば短く済むことが多く、サービスによっては「最短5分で完了」と案内しています。


性行為の日時をごまかすとどうなる?正確に伝えるべき理由

⚠️【注意】「怒られそうだから」と性行為の日時をごまかすのはやめましょう。経過時間は、緊急避妊薬を使用できる状況か、どのような対応が必要かを判断する重要な情報です。

「責められるのが怖い」「恥ずかしい」という気持ちから、性行為があった日時をごまかしたり、実際より短い経過時間を伝えたりしないでください。

例えば、本当は行為から80時間(約3日半)が経過しているのに、「72時間を過ぎたと言いにくい」と考えて「50時間前です」と伝えてしまうと、医師は誤った情報を前提に判断することになります。

日本産科婦人科学会の指針では、72時間を超えても120時間までは効果が期待できるとされています(120時間を超えた場合のエビデンスはありません)。つまり、72時間を過ぎている場合こそ、実際の経過時間を正確に伝えて対応を相談する価値があります。

📊 比較表: 性交からの経過時間と対応の目安
状況 時間の目安 対応
承認された用法の範囲内 性交後72時間以内 できるだけ早く医療機関・対応薬局等へ相談する
72時間を超えている場合 72時間超 薬局販売の対象外です。時間を偽らず、オンライン診療または産婦人科で医師に相談してください
💡 知っておきたいポイント

72時間を過ぎている場合、薬局での購入はできません。医師に相談できるのは、オンライン診療か対面の産婦人科です。時間を短く申告しても、あなたにとって良いことは何もありません。


診察が始まる前に準備しておく3つのもの

診察までの時間に、以下の3つを手元に揃えておきましょう。必要な情報をすぐ確認できるようにしておくと、診察中に焦りにくくなります。

1

「日時と生理日」を書いたメモ(スマホのメモ機能でOK)

  • 性行為があった「日付と大体の時間(〇時頃)」
  • 最後の生理が始まった「日付」
  • ※緊張して日付が分からなくならないよう、目に見える場所に書いておきます
2

お薬手帳(または現在飲んでいる薬のパッケージ)

  • 低用量ピルや持病の薬、サプリメントを飲んでいる場合は手元に置きます。なければ不要です
3

本人確認書類・決済に必要なもの

  • オンライン診療では本人確認書類を求められます。支払い方法は医療機関によって異なるため、案内されたものを準備しておきます
  • 後払いは審査に時間がかかる場合があるため、急いでいるときは早めに手続きを

診察が始まったら、質問に沿って分かる範囲をそのまま答えれば大丈夫です。「はい」「いいえ」「〇月〇日です」といった簡潔な回答で進む質問も多くあります。分からないことは無理に推測せず、「分かりません」「正確な時間は不明ですが○時ごろです」と伝えてください。


📥 保存版: オンライン診療用・回答カンペ

使い方:このセクションをスマートフォンでスクリーンショットし、診察が始まる前に画面へ表示させて手元に置いてください。

✅ 準備チェック

性行為の日時をメモした

最後の生理日(開始日)をメモした

(ある場合)服用中の薬の名前を手元に置いた

本人確認書類を用意した

💬 質問と回答例

💬 「性行為があったのはいつ頃ですか?」
👉『〇月〇日の〇時頃です』
💬 「最後の生理が始まったのはいつですか?」
👉『〇月〇日からです』
💬 「現在、持病や治療中の病気はありますか?」
👉『特にありません』(ある場合は病名を伝えます)
💬 「何か飲んでいるお薬やサプリはありますか?」
👉『ありません』(ピルや持病薬がある場合は薬名を伝えます)
💬 「過去に薬でアレルギーが出たことはありますか?」
👉『ありません』(ある場合は薬名を伝えます)

※このほか、本人確認や受診状況などを確認される場合があります。

★ 分からないことは無理に推測せず、そのまま伝えましょう。


診察形式はサービスによって違います|顔出し不要のところも

「顔を映すのが恥ずかしい」という理由で受診をためらう必要はありません。電話診察や、音声のみに対応しているサービスがあります。診察形式は申込前に確認できます。

📊 比較表: 診察形式・受付時間・総額(2026年8月時点)
サービス 診察形式 顔を映す必要 受付時間 総額 取扱薬
マイピル
国内承認薬で最安・電話診察
LINEで予約し、クリニックから連絡して電話で診察 なし 診療8:00〜20:00
年中無休
11,110円 国内承認
mederi Pill ビデオ通話
公式FAQに「音声のみでも可」と明記
なし(音声のみ可) LINE内の予約枠 11,550円 国内承認
クリニックフォア ビデオ通話
希望により電話診察も可能との案内あり
要確認 平日7:00〜24:00
土日祝も診療
11,880円 国内承認/海外製も
ソクピル
24時間365日受付
電話診察
最短5分で完了との案内あり
なし 24時間365日 13,255円 国内未承認
エミシアクリニック LINEで問診・診察
最短5分で完了との案内あり
要確認 LINE受付は24時間との案内あり 10,714円 国内未承認

※すべて税込・72時間用を通常配送で利用した場合(2026年8月時点)。国内未承認薬は医薬品副作用被害救済制度の対象外です。診察形式は変更される場合があるため、申込前に各公式サイトでご確認ください。

💡 選び方の目安

顔を映さずに、国内承認薬を選びたいならマイピル。診察は電話で行われ、総額11,110円は国内承認のレボノルゲストレルを扱うサービスで最安です。送料も全国一律770円です。

マイピルの口コミはこちら →

深夜・早朝に必要になった場合はソクピル。24時間365日受付で、診察も電話です。


意に反する性交だった方・費用が心配な方へ

同意のない性交や性暴力の被害にあわれた場合、緊急避妊にかかる費用が公費で負担される制度があります。厚生労働省の通知でも、性被害の可能性がある場合には、医師が警察への相談を促し、支援センターを紹介することとされています。診察でこうした状況を確認されるのは、制度上求められている対応です。

相談できる窓口

性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター

全国共通短縮番号「#8891」(はやくワンストップ)。最寄りのセンターにつながり、医療機関の案内や費用面の相談ができます。

警察の性犯罪被害相談電話

#8103」(ハートさん)。緊急性のない相談は「#9110」でも受け付けています。

薬局や医療機関でも案内を受けられます。16歳未満の方が関わる場合も、必ず窓口や医療機関に相談してください。


よくある質問(FAQ)

Q
ビデオ通話で顔を映すのが恥ずかしいのですが…
A
顔出し不要のサービスがあります。mederi Pillは公式FAQで「ビデオ通話(音声のみでも可)」と明記しています。マイピルはLINEで予約後にクリニックから連絡が入り電話で診察が行われ、ソクピルも電話診察です。申込前に診察形式を確認してください。
Q
相手の男性のことや、避妊しなかった理由は聞かれますか?
A
診療の中心は、緊急避妊に必要な医学的情報の確認です。相手の名前や連絡先、避妊しなかった理由などを追及すること自体が診療の目的ではありません。ただし、性暴力や虐待の可能性、安全確保や支援の必要性がある場合などには、必要な範囲で背景を確認されることがあります。
Q
診察時間は何分くらいかかりますか?
A
医療機関や問診内容によって異なります。事前のWeb問診を埋めておけば確認だけで済み、サービスによっては「最短5分で完了」と案内しています。ただし追加で確認すべき内容があれば時間がかかる場合もあるため、余裕を持って受診してください。
Q
保険証は必要ですか?親や家族にバレたりしませんか?
A
緊急避妊薬の処方は一般に自由診療として行われます。本人確認のため、マイナンバーカード・運転免許証などの提示を求められます。健康保険を使わない場合、保険者から送られる医療費通知の対象には通常なりません。

ただし、決済履歴、メール・SMSの通知、配送物、端末の閲覧履歴など、別の経路から知られる可能性まで完全になくなるわけではありません。

Q
未成年ですが、受診できますか?
A
年齢条件はサービスによって異なり、18歳以上限定のものや、17歳以下に保護者の同意・同席を求めるものがあります。申込前に条件を確認してください。なお薬局で要指導医薬品を購入する場合は年齢制限がなく保護者の同意も不要ですが、16歳未満の方には産婦人科等への受診勧奨が行われます。
Q
診察が終わったら、それで終わりですか?
A
いいえ。服用から約3週間後を目安に、妊娠検査薬を使用するか医療機関を受診して妊娠の有無を確認してください。日本産科婦人科学会の指針では、月経が予定より7日以上遅れた場合や通常より軽い場合も妊娠検査を勧めています。出血があっても妊娠が否定されたとは限りません。また第一三共ヘルスケアの案内では、服用後2時間以内に吐いてしまった場合は医療機関を受診することとされています。

まとめ|不安を減らして、必要な診療へ進もう

1

確認されるのは5つの医療情報:「行為日時」「最終生理日」「持病・体調」「服薬」「アレルギー」を中心に、必要に応じて本人確認なども行われます。
2

診療の目的は安全確認:責められるための場ではありません。事前問診を埋めておけば、通話は確認だけで数分で済みます。
3

時間は正しく伝える:72時間を過ぎている場合こそ、実際の経過時間を伝えて相談してください。薬局販売の対象外になるため、医師に相談できるのはオンライン診療か産婦人科です。
4

服用後の確認も忘れずに:約3週間後を目安に、妊娠検査薬または医療機関で妊娠の有無を確認してください。

「何を聞かれるんだろう」という不安がある場合は、このページの「回答カンペ」を手元に用意し、分かる範囲をそのまま伝えてください。

顔を映すのが不安な場合は、電話診察のマイピルやソクピル、音声のみに対応するmederi Pillが候補になります。国内承認薬で総額を抑えたい場合は、マイピルの11,110円が最安です。
ソクピルの口コミはこちら → mederi Pillの口コミはこちら →

緊急避妊が必要な場合は、時間を偽ったり迷ったまま待ったりせず、できるだけ早く相談してください。


参考文献

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