避妊に失敗した可能性があるとき、「家族に知られたくない」「近くのコンビニで受け取れないか」と考える方は多いと思います。
結論からお伝えすると、一般的なコンビニの棚やレジでアフターピルを購入することはできません。また、オンライン診療で処方された場合も、アフターピルはコンビニ・PUDO受け取りの対象外としているサービスがあります。
ただし、自宅以外で受け取る方法が完全に閉ざされているわけではありません。郵便局留めやヤマトセンター留めに対応しているサービスがあります。
- コンビニの店頭で直接購入することはできません
- オンライン診療でも、アフターピルをコンビニ・PUDO受取の対象外としているサービスがあります
- 自宅以外で受け取りたいならマイピル。郵便局留め・ヤマトセンター留めに対応し、品名は「サプリメント」。総額11,110円は国内承認薬を扱うサービスで最安です
- 荷物が一切届かないのは薬局購入(6,930〜7,480円)。年齢制限も保護者の同意も不要です
【結論】コンビニで買える?受け取れる?
一般的なコンビニの店頭でアフターピルを購入することはできません。2026年2月2日からは、厚生労働省の一覧に掲載された薬局・店舗販売業の店舗で、要指導医薬品の緊急避妊薬を購入できるようになっています。ノルレボ(第一三共ヘルスケア)7,480円、レソエル72(アリナミン製薬)6,930円です。
では、オンライン診療で処方された薬をコンビニで受け取ることはできるでしょうか。ここが誤解されやすいポイントです。
オンライン診療サービスの中には、通常の医薬品配送についてコンビニ受け取りやPUDOステーションでの受け取りに対応しているところがあります。しかし、アフターピルだけは対象外としているケースがあります。「そのクリニックがコンビニ受取に対応しているか」ではなく、「アフターピルがその対象に含まれるか」を確認する必要があります。
| 入手ルート | コンビニ店頭 | 薬局・ドラッグストア | オンライン診療(配送) |
|---|---|---|---|
| 直接購入 | できません | 対象店舗で可能 6,930〜7,480円 |
医師の診察後に配送 |
| コンビニ・PUDO受取 | ― | ―(店頭で完結) | 対象外としているサービスあり |
| 自宅以外での受け取り | ― | 荷物が届かない | 郵便局留め・センター留めに対応するサービスあり |
| 年齢制限 | ― | なし・保護者同意不要 | 18歳以上限定などのサービスあり |
| 事前確認 | ― | 在庫・研修修了薬剤師の勤務状況 | 受付時間・締切・到着予定日・受取方法 |
実家暮らしなどでプライバシーが気になる場合は、「絶対に知られない方法」を探すのではなく、服用までの時間を優先しながら、知られる可能性のある接点を一つずつ減らすことが現実的です。
【代替案】コンビニがだめでも「局留め」なら受け取れます
コンビニ・PUDO受取が使えなくても、郵便局留めやヤマト運輸のセンター留めに対応しているサービスがあります。自宅に荷物が届かないという点では同じ効果が得られます。
| サービス | 自宅以外での受け取り | 梱包・品名 | 診察形式 | 総額 | 取扱薬 |
|---|---|---|---|---|---|
| マイピル 局留め対応・国内承認薬で最安 |
郵便局留め・ヤマトセンター留めに対応 | 品名「サプリメント」 | 電話診察 顔出し不要 |
11,110円 送料770円は全国一律 |
国内承認 |
| mederi Pill | 原則自宅配送 営業所止めは配送会社へ受取可否の確認が必要 |
白無地の封筒・品名「雑貨」 ネコポスでポスト投函 |
ビデオ通話 音声のみでも可 |
11,550円 | 国内承認 |
| クリニックフォア | 要確認 | 具体的な記載は確認できず Paidy・GMO後払い・代金引換に対応 |
ビデオ通話 | 11,880円 | 国内承認/海外製も |
| ソクピル 24時間365日受付 |
要確認 | 要確認 後払いに対応 |
電話診察 顔出し不要 |
13,255円 | 国内未承認 |
| エミシアクリニック | 自宅以外の住所・配送センター留めの案内あり | ポスト投函 不在でも受け取り可能 |
LINEで問診・診察 | 10,714円 | 国内未承認 |
| 薬局・ドラッグストア (参考・要指導医薬品) |
荷物が届きません 店頭で完結 |
― 店頭で薬剤師と対面 |
医師の診察なし | 6,930〜7,480円 ただし買えない場合あり |
国内承認 |
※すべて税込・72時間用を通常配送で利用した場合(2026年8月時点)。国内未承認薬は医薬品副作用被害救済制度の対象外です。受取方法は変更される場合があるため、申込前に各公式サイトでご確認ください。
局留めを使うときの注意点
コンビニ・PUDO受け取りを検討する場合の確認手順
ヤマト運輸では、クロネコメンバーズを利用して、対象となる荷物の受取場所をコンビニ・取扱店やPUDOステーションへ変更できます。ただし、荷物の種類や発送方法によって変更対象外になる場合があります。
医療機関側で対象外にしている場合があります。実際に、アフターピル専用ページでPUDO・コンビニ・ヤマト営業所での受取は不可と案内しているオンライン診療サービスがあります。クリニック全体では対応していても、アフターピルだけ対象外というケースがあるということです。
「アフターピルがコンビニ・PUDO受取の対象か」を確認します。ここが最も重要です。
発送通知に記載された配送業者と番号を控えます。
クロネコメンバーズのMy荷物一覧などで、表示される受取先から指定します。
受取方法・認証番号・バーコードなど、通知された手順を確認します。
【重要】受取場所を変えると、受取可能日時が変わることがあります
ヤマト運輸では、受取場所を変更した場合に必ず「◯時間遅れる」という固定の仕様は公表されていません。一方、受取場所の変更によって受取可能日時が変わる場合があります。また、指定のお届け予定日時より早く受け取ることはできません。
受取場所を変更すると、当初予定していた配達先とは異なる店舗・ロッカーへ荷物を移動させる必要があります。そのため、変更後の受取可能日時は当初の予定と同じとは限りません。
緊急避妊では服用までの時間が重要です。「自宅なら今日届くが、コンビニなら明日になる」という場合は、プライバシーだけでなく服用までの時間も含めて判断してください。
国内承認のレボノルゲストレルは「72時間以内・できるだけ早く」
国内で承認されているレボノルゲストレルは、性交後72時間以内に服用します。添付文書でも、性交後できる限り速やかに服用することが重要とされています。「72時間以内なら何時間待っても同じ」という意味ではありません。
72時間を超えそうな場合、配送を待たないでください。日本産科婦人科学会の指針では、72時間を超えても120時間までは効果が期待できるとされています(120時間を超えた場合のエビデンスはありません)。ただし72時間超は薬局販売の対象外です。
医師に相談できるのは、オンライン診療か対面の産婦人科です。現在の経過時間を正確に伝えて、できるだけ早く相談してください。
120時間対応の薬は国内未承認です
ウリプリスタル酢酸エステル30mgは、米国などでは性交後120時間以内の緊急避妊薬として承認されています。一方、日本では緊急避妊薬として国内承認されていません。一部の医療機関では、医師の判断のもと輸入した未承認医薬品として処方されています。
国内未承認薬は、健康被害が生じた場合に医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。「コンビニ受取が使えないから120時間薬を選ぶ」と配送の都合だけで決めず、経過時間や健康状態を伝えて医師に相談してください。
見落としがちな「紙の請求書」に注意
受け取り場所を工夫しても、紙の請求書が自宅に届いてしまっては意味がありません。これは見落とされやすい経路です。
後払いサービスの中には、請求方法や利用状況によって紙の請求書や案内が登録住所へ届く場合があります。「商品同梱」「電子バーコード」「メール・アプリでの請求」など、請求方法を決済前に確認してください。
クリニックフォアはPaidy・GMO後払い・Amazon Pay・代金引換に対応し、ソクピルも後払いに対応しています。
メール・SMS・アプリだけで完結するのか、紙の請求書が送られる可能性があるのかを確認します。
共有メール・共有端末・家族カードにも注意してください。
なお、後払いは審査に時間がかかる場合があります。「決済完了後に発送」となっているサービスでは、審査が終わるまで発送されません。急いでいる場合は即時完了する決済方法のほうが確実です。
緊急避妊薬の処方は一般に自由診療として行われるため、健康保険の医療費通知には通常反映されません。ただしカード明細の表示名は決済前に確認してください。
📥 保存版: 受け取り方法チェックリスト
受け取って服用したら終わり、ではありません
アフターピルは服用すれば必ず妊娠を防げるものではありません。服用から約3週間後を目安に、妊娠検査薬を使用するか医療機関を受診して、妊娠の有無を必ず確認してください。
日本産科婦人科学会の指針では、月経が予定より7日以上遅れた場合や、通常より明らかに軽い場合も妊娠検査を勧めています。出血があった=妊娠していない、とは判断できません。
また第一三共ヘルスケアの案内では、服用後2時間以内に吐いてしまった場合は医療機関を受診することとされています。自己判断で追加服用せず、処方を受けた医師または薬剤師に相談してください。
緊急避妊薬は、その周期の残りの期間の避妊を保証するものではありません。服用後も避妊が必要です。
意に反する性交だった方・費用が心配な方へ
同意のない性交や性暴力の被害にあわれた場合、緊急避妊にかかる費用が公費で負担される制度があります。費用や時間を理由にあきらめる必要はありません。ひとりで抱え込まず、以下の窓口に連絡してください。
性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター
全国共通短縮番号「#8891」(はやくワンストップ)。最寄りのセンターにつながり、医療機関の案内や費用面の相談ができます。
警察の性犯罪被害相談電話
「#8103」(ハートさん)。緊急性のない相談は「#9110」でも受け付けています。
電話で話すことがつらい場合は、多くのセンターでメールやSNSでの相談も受け付けています。薬局や医療機関でも案内を受けられます。16歳未満の方が関わる場合も、必ず窓口や医療機関に相談してください。
よくある質問(FAQ)
まとめ|コンビニは不可でも、受け取り方法はあります
アフターピルはコンビニの店頭で直接購入できません。オンライン診療で処方された場合も、アフターピルをコンビニ・PUDO受取の対象外としているサービスがあります。クリニック全体では対応していても、アフターピルだけ除外されているケースがあるためです。
ただし、自宅以外で受け取る方法はあります。マイピルは郵便局留め・ヤマトセンター留めに対応し、品名も「サプリメント」。診察は電話のため顔を映す必要もありません。国内承認薬を扱うサービスでは総額11,110円が最安です。
マイピルの口コミはこちら →
荷物が一切届かないのは薬局購入(6,930〜7,480円)です。年齢制限も保護者の同意も不要なため、未成年の方には確実な選択肢になります。ただし薬剤師と対面し、その場で服用します。
受取場所を変更すると受取可能日時が変わる場合があります。「自宅なら今日届くが、変更すると明日になる」という場合は、服用までの時間も含めて判断してください。
プライバシー対策と同時に、「できるだけ早く服用できる方法」を優先してください。服用後は、約3週間後の妊娠確認を必ず行ってください。





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